2023.6.20 server ----------------------------------
卒業生の声

男性の歯科衛生士は
歯科医療の様々な分野で
活躍できる。

医療法人社団敬友会都筑キッズデンタルランド 勤務
佐藤 大樹さん

「子どもだけの子どものための子どもが楽しんで通える」小児歯科医院に勤務
私は現在、医療法人社団敬友会都筑キッズデンタルランドに勤務しております。日々の仕事内容としては、乳幼児、学童児から思春期のお子さんまで、数多くのお子さん達の口腔内のメインテナンスを主に担当しております。子どもは「歯科医院=痛い、怖い所」というイメージを非常に強く持っています。当院ではそのようなイメージを与えないよう、待合室の造りから違います。ショッピングモールにあるようなボールプールがあったり、楽しく通ってもらえるようガチャガチャの機械を設置する、などの工夫をしています。また制服も白衣ではなくアロハシャツを着て、スタッフ全員で常に笑顔を絶やさずに子供たちに接しています。



・学生時代に学んだことが実務で活きている。

ここに勤め始めて日が浅い頃は、他の歯科医院でも当院に来てもパニックで口を開けられない子に戸惑って敬語を使ったりしていました(笑)。しかし、今ではそのような子供が来た時でもスムーズに口を開けてもらえるような対応が出来るようになりました。

私がそのような対応が出来るようになったキッカケとして、学生時代に学んだ"Tell Show Do法"というものがあります。これは「これから行うことを話し(Tell)、使うモノを見せ(Show)、実際にやらせてみる(Do)」というものです。他にも"オペラント条件付け"など、学生時代に学んだ知識を実践することが今の仕事に活きていることにとても感謝しています。

 

・生活スタイルやお口の環境に適したブラッシング・食生活指導に努める。

小児歯科では、保護者の方に如何にむし歯にならないようお子さんの口腔内を管理してもらうかも重要です。しかし、正しい歯磨きの仕方が分からない、保育園で甘いお菓子を覚えてきてしまったなど、保護者の方の悩みは尽きません。また社会の変化とともに共働きの家庭も増えています。私は歯科衛生士として、その家庭の生活スタイルや子どもの口の環境に適したブラッシング指導や食生活指導をしていくことを、今後も日々心掛けていきたいと思っています。最後に、私は男の歯科衛生士ですが、小児歯科という分野で何の違和感もなく仕事をしています。様々な分野のある歯科医療領域で男性歯科衛生士が活躍できる場は幅広く存在しています。これから先、男性だからといって、臆することなくこの世界に挑戦する方が増えてくれることを心から願っています。